
「本を通じた街づくり」というコンセプトに惚れて
ミズコシ経営 水越 様
自己紹介
きっかけは本を求めて・・・、というより古本酒場の酒場の方に惹かれて高円寺に通うようになりました。新刊書店がどんどん減っていくなか、「本の長屋」や「本店・本屋の実験室」には、函店主の方が続々と集まってきて、イベントを開催したり、本以外のものを販売したりしながら新しいコミュニティが作られていくのを横目に見て、楽しそうだなあと思っていました。
そんななか「本の街商店会」立ち上げの際に声をかけていただき、是非参加したいと手を上げました。私自身は本に関わる仕事はしておらず、中小企業の経営課題解決を支援する中小企業診断士として活動しています。街づくりや組織運営は企業診断にも通じるものがあると考えています。まちづくりには色々な方法がありますが、「本を通じた」というところにぐっときました。様々なバックボーンを持つ会員の方々と一緒に、本の街商店会を盛り上げていけたらと思います。
好きな本、作家
飲食のシーンがある本が好きです。池波正太郎「むかしの味」今はもう無くなってしまったお店も多いですが、お店の雰囲気や料理人の意気込みが魅力的で、何軒か実際に足を運びました。ヘミングウェイ「海流のなかの島々」話の中に出てくるカクテルを作って飲みながら読むのがお気に入りです。ガルシア₌マルケス「百年の孤独」大好きな本ですが、この本と同名の宮崎の焼酎もおすすめです。J.M.ジンメル「白い国籍のスパイ」主人公が料理で敵をもてなして問題を解決するというユニークな内容です。詳しいレシピが付いているので自分でも作ることができます。時々高円寺でトークショーに登壇される角田光代先生の「彼女のこんだて帳」も好きな本の一つです。
何か一言
高円寺のカオスな雰囲気が好きです。大好きな街が本を通して、言葉を大切にする、いさかいのない、相手のこころを思いやる気持ちをはぐくむ街になるとより一層嬉しいです。